コントロールって何?
って子供たちに聞くと、いろいろな答えが返ってきます。
その中でも「ボールを止める」が多い気がします。
「ボールを止めるって何?」と聞くと、
「来たボールを止める!」とだいたい返ってきます😂
「止める」
この言葉は、フットボールに於いて汎用性が高い反面、なかなかに語弊を与えかねないものと感じています。
来たボールをピタッと止める。これもとても重要なスキルだと思います。
でも、コーチと呼ばれる人たちの共通の認識として、
「コントロール」=「次のプレーがしやすくなる場所にボールをおく」
だと思います。
スペインサッカーの考えの中の「コントロールオリエンタード」と同義のように捉えられてしまうかもしれませんが、これは「方向付けされたコントロール」のことであって、あくまでコントロールの中の一部でしかありません。
足元においたって方向付けさせておいたって、どっちもコントロールです。
では、これを使い分けるために必要なものは何か?
それは「認知」です。
If Levante Futebol Clubeではクローズドスキル以上に、これを重要視しています。
DFがどれくらいの距離にいて・どのくらいの速さでどの方向から来るのか、スペースがどこにあるのかなど、様々な要因でこれの決断・実行が行われるべきです。
つまり、傍から見たらそれは違うと感じるものも、当事者から見たらそれは自分の認知により決断した一つの選択からの行動であり一概に否定で入ってはいけない、と感じるわけです。
もちろん認知が足りていないと感じられるものには、「今のはどれくらい見えてた?」というような問いかけをしてコミュニケーションを図ります。
なるほどねという回答もあれば、見えていなかったというリアクションもあります。
閑話休題
つまり、「コントロール」というものは単に「止める」という言葉で片づけてはいけない、とっても難しいものなのです。
コントロールのトレーニングを行う際、認知を多く含んだものを取り入れてほしいと感じます。
その中で上手くいかないことが出てくれば、それを改善するトレーニングを取り入れてほしいです。
卵が先か鶏が先か、みたいな話ですが😂
小さなことからコツコツと!